1月29日(月)
ホビー用 【板金シャー】
板金シャーの前身コーナーシャー治具。
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左がコーナーシャー1号、とりあえずアイデアが出てすぐ作った物、右が2号、ちょっと色気を出して自分では進歩したような気がした物、タガネが密着して切断面がきれいになるだろうと予想しましたが失敗、その後ガイドは垂直に直しました。
サンドイッチの下のエッジが傾けた2度と同じ角度、又はそれ以上で切削しなければなりません、これはちょっと難しい、直線のみなら簡単ですが直角に交わるとなるとちょっと簡単には加工出来ません、そこで「直線で加工した物を組み合わせる」という方法を取ることにしました。
このタガネの傾きにこだわる理由は元をただせば「馬鹿とハサミは使いよう原理」です。 |

このようにピースにして組むことにしました。
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Aのピースです。ちょっとわかりづらいと思いますが、サンドイッチの下のエッジ部分です。切断するとき5度ほど傾けて切りました(2度だとほとんどわからないので)下の板はわかりやすいように置いただけです。 |
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上側はこれから溶接するピース、下が溶接が終わった状態です。あまりにもへたくそな溶接なので色を塗ってごまかしています。なにやら悪魔神官の両手に持っている杖?みたいな形になりましたが「ものすごく」考えた結果です。1号と2号はその名のとおり「コーナー」しか切り取れません、これでは箱しか作れない事がわかったのです。この「板金シャー」というか3号はコーナーとしてはあまり大きな寸法は出来ませんが、直線部分の「中間切り取り」は得意になると思います(つまりブラケットの補強曲げ部分の切り取りです)しかし又形を変えたくなってしまった。
悪魔神官
ゲーム・ドラゴンクエストの敵キャラ、なんとなく私的にインパクトがあった、レベルが低いうちは強敵だがレベルがある程度高くなればザコ、しかし凄いネーミングだ、魔と神、そうか「邪神」に仕える神官ならこう呼ばれてもおかしくない、しかし神が存在するのなら悪魔も存在する事になる、だからゲームが成り立つのね、納得(あくまでもゲームの中での話しです。他意はありません) |
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1月30日(火)
【板金シャー】

悪魔神官の杖
穴あけ・タップ立てと塗装が終わりました。

出来上がり。
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早速工作ベース300に取り付けます。万力でも可です。試し抜き、 0.6ミリのトタン板小片を挟みました。三角に見えるところを切り取る訳です。 |

まずは先行打ち抜き。

つづいて90度打ち抜きです。
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見事に失敗しました。溶接なんか使ったためサンドイッチの縁部分がずれてしまっていたのです。途中からわかっていましたがとりあえず一回やってみようかななんておもって。
原因ははっきり分かっています。しかし手直しはヤスリでシコシコ地道に削るしかありません、多分1時間ぐらいかかるでしょう、こうならないように行程をよーーーく考えていたんですが途中で(今から考えると一番大事な行程)手を抜いてしまったのです。それは「平行ピン」の穴あけの時です。つい手軽に穴あけしてしまった(実はこの時女房に呼ばれた、「アンタっこの忙しいときに何やってんのー」、手元が狂った、次からはただちにシャベル(スコップ?)を投げ出す事にする)。
ほかの部分ならごまかしがきくんですが平行ピンだけはダメです。そういえば過去にも結構やってる、進歩が無いなぁ。
というわけでヤスリ修正が終わった頃は多分気力も体力も無くなっていますので今日はここまでです。
シャベル(スコップ?)を投げ出す・・・、日本人・中国人・アメリカ人の逸話がある、私はやっぱり日本人だ。 |
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1月31(水)
【ホビー用板金シャー】 使ってみる。
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大きめのヤスリが行方不明(滅多に使わないから・・・ズボラ)なので中ぐらいのでやったら1時間20分ぐらいかかりました。ヤスリは早く動かせば良いという物ではないので疲れます。左が平面、右が斜め仕上げです。これをやっている最中に妄想が広がり、「何か間違っているのでは?・・・無駄な事をしているのでは?」なんて思いはじめてしまいました。これは一晩寝たら現実の物となりました。今作っている物もちゃんと使えますが、更に別の理論(ちょっと大げさかな?)が浮かんできました。
つまり「馬鹿とハサミは使いよう」のハサミの使い方(原理)が反対だったのです(と、思われる)それと90度のタガネも間違いではないのですが、更に機能を高める為には・・・どうにも立体的な空間認識というか「もう少し踏み込んだ考察」が必要のようです(って なーに言ってんだか) |

1.5ミリのA5052です。まずは先行打ち抜き。

そして90度打ち抜き、3回ぐらいの打撃です。

今朝UPしましたが、上から 1.5ミリのA5052、 0.6ミリのトタン板、 1.0ミリのA1050アルミ板です。
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ここで新たな技発見、ケガキ線と縁を合わせるのはなかなか厄介です。そこで頂点に針を押しつけ、そのままコーナーに合わせるとバッチリです(軽く鋭いセンターポンチ打つのも良いかも)おまけに斜めのケガキ線は書き込む必要がなくなりました。とにかくこの切り込みは「ただの補強曲げ部分」ですので、そんなに精密さは必要ありませんし。 |

こういうことを楽にやりたかった、歪みもバリもありません。

これは四方曲げです。なんかだんだんいい加減。

爪です。これはもう少し改良が必要みたい。
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こんなの使わなくてもこの程度の切り込みは色々な方法がありますが、ただひっぱたくだけで湾曲も仕上げも必要ないとくれば結構良いかも、それとあと一工夫すると板の自由なところに角穴をあけることが出来そうです。ハンドニブラよりは簡単かも。 |
おまけ。
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超本気で6ミリの鉄板2枚を90度に仕上げしました。まったく行程さえ決まればどうってことない加工です。過去にやった工作の数々が先入観となって邪魔をしているわけです。だんだん柔軟な発想が出来なくなってくる・・・老いか。 |
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2月1日(木)
【ホビー用板金シャー】 (最終)。

4台目です。ちょっと飽きてきたかな?。
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だんだん便利になったんだか使いづらくなったんだか大げさになったんだかわかりませんがもう止めます。大体「道具・工具作りは止める」なんて去年言っていたのに気がついたらすでに一ヶ月もこんなのやっていました。今日から2月、初心に返って「やらねばやらねば」。 |

最終テスト抜き。
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本当はこんなのを加工したかったのです(右のL字型)このような切り抜きは電動工具をつかうと危ないし仕上がりが汚くなりがちです。金切りハサミではやってみるとわかりますがそれはもう最悪です。そんな加工を簡単に行える目的は果たしたと思います(実はまだ改良の余地があるのですが) |
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2月2日(金)。
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