【十式創作工具】

林ホビー工作研究室へ

スリット幅を確定するための部品
         
 スリットは絶対に打ち抜きタガネの幅と同じでないと、「破損」したり「バリ」が出たりします、それを防ぐためにスリット板を固定しなくてはなりません、その時これを間に挟みます、もちろんこのままではダメです、挟むときに紙などを一緒に挟んで、「わずかにタガネよりも幅を」広げます。(タガネと同じブレードで出来てます)

 今までは適当に作っていたのですが、さすがにみっともないので簡単な冶具をつくって作るようにしました、メタルバンドソーの切れてしまったものはたくさんあります、まとめて廃品回収に出そうと思っていたのですが、溝抜き・角穴開けに利用出来ることに気が付きました。

          
 丸いのは新品です、まっすく゛なのは適当に切断したものです、下の写真黒矢印部分が元々の刃の部分、赤矢印が削り取ったところです、厚さは 0.8ミリです。

      
 最初は目検討で適当に作っていたのですが、商品化するに当たり、見てくれが良いように冶具を使うことにしました。(白矢印が冶具です、ただの鉄片ですが立派な冶具です)

    
 冶具と言ってもただの当て板です、 16ミリの物と 13ミリの物と、全体用に 26ミリの物を作りました、それぞれあてがって「中速切断機」(注1)で切り込むだけです。

              
               最後に 26ミリに切断して仕上げに磨けば完成です。


 (注1) ・・・ 中速切断機?、とは。

 ホームセンターで売られていた 100V 400Wのモーターに、適当なプーリーを取り付け、そのプーリーにベニヤで作った円盤をビス止めし、直径 355ミリの高速切断機用円盤砥石の中心付近に三カ所の穴(金槌で引っ叩いた)をあけて、ボルトで固定しただけの物です。(センター穴は使いません)

 モーターは、 50Hzで回転数 1420回転(毎分)程度なので、「工事用高速切断機」のような恐ろしさ(笑)は無く、手ごろな電動切断砥石になります。

 これは絶対お勧めです、作るのも電気ドリル一丁あれば作ることが出来ます、とにかく危なくなっても回っている砥石を手でひっつかめば止める事が出来ます、(笑)そのくせ鉄などはそこそこ切れます。



 最近の高速円盤砥石は、間にガラス繊維なんか入っていなくても、とても丈夫で割れたりしません、私は長年滅茶苦茶な使い方をして来ましたが、今まで何ともありません、でも一応「自己責任」でお願いいたします。





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